あとりえSienaの書庫部屋

趣味のイラストと通院の体験を綴るブログです

通院する歯科医院を決めるまで

まず皆さんは歯科医院はどうやって選びますか?

通院しやすい場所?

評判のよい医院?

ネットの口コミ?

今は色々情報が簡単に入手できるので決めるのが困難です。

私は2015年10月、夫の転勤で関東から全く土地勘もない知人もいない大阪のY市に来ました。地元の評判な医院も全く知りません。

まずはネットで最寄り駅周辺の歯医者を調べました。当時、娘がまだ小さな乳幼児だったので

【キッズルームあり】【通院しやすいところ】【きちんとHPが掲載されている】

を条件に探して1つの歯科医院に行きました。
小児歯科も対応していたので娘も一緒に定期健診ができます。

それでも最終的に現在も通う大阪市内の歯科医院に変えて電車通院することを決めました。

きっかけは2017年12月、地元の歯科医院での歯科検診。
秋口位から熱いものを飲むと前歯がしみていたのが気になっていたので受診しました。結果は3本の虫歯がありC2の評価。前歯には2回ほどしみ止めをしてもらって様子見でしたが改善せず。歯科医からは「少し削って詰める処置をした方がいいです」とのこと。

私は子供のころから注射をするとしばらく動けなくなる人間。採血も麻酔も怖く、東京にいたときの医院では笑気ガスをしてもらわないと麻酔から無理・・・なヘッポコ患者。麻酔後に必ず立ちくらみも起こします。
少し考えさせてください、とひとまずその場では治療を保留。

しかし前歯がしみるのは変わらずでこのままではまずい。
【熱いものでしみる】=【歯の神経まで虫歯が進んでしまっている】可能性が高い。冷たいものでしみる虫歯よりも進行が進んでいてヤバイ・・・ということは過去の治療で経験済みでした。

そこでネットで知ったのが【削らずに虫歯を治すドッグベストセメント】という治療法。「なんと、麻酔もタービンも使わない痛くない治療があるのか!」と衝撃ものです。

ドッグベストセメントの第一人者、小峰一雄先生の書籍『名医は虫歯を削らない』を熟読し、その治療が出来る医院にも一度観てもらおうということにしました。
しかしないのです、Y市には(2017年当時)。歯科医院は山ほどあるというのに。
書籍の巻末に全国で「ドッグベストセメント治療」をやっている医院の紹介ページがあったので、そのなかでも

1.電車1本で通えるところ(当時幼児がいたので)
2.笑気ガスがある
3.MI治療(最小限に削りできるだけ歯を残す治療。現在のスタンダード治療)
4.治療に使う水がPOIC(うがいや洗浄による菌の汚染を防ぐ。大事)
5.マイクロスコープ完備(精密治療に必須!)
6.ドッグベストセメント治療ができる 

7.う蝕検知薬液で虫歯を確認する(治療中にアカ・アオと先生が言ってるものです)
8.個室(感染対策)

上記の条件に合う1つの歯科医院に初診の予約を入れて早速医院へ。
まず360度回転する(こんなん初めてだったので驚き)歯のレントゲンを撮り、カウンセリングルームで院長が細かな説明をしてくれました。
結果は「ちょっと詰めて治すレベルの虫歯」ではなく、「3本とも神経までいってもおかしくない状態で根本からしっかり治療をした方が良い」「保険治療はほぼ再発治療になる」ということでした。
ドッグベストが出来るか、の話もしましたが、「深い虫歯にはぼくは勧めない。シュガーカットが現代の食事で完全に避けることは困難だから」

「ああ、地元の歯医者と説明の質が違う」と思いました。
その歯科医院は当時開院してまだ2年程で開院して10年以上の医院の方がキャリアがあって安心なイメージを持っていました。
しかし具体的な説明に納得し、ここで治療をしてみようと決めました。